2012年5月8日火曜日

Why hello there


, originally uploaded by Sunrise cycles.
昔から親の世代を羨ましく思います。
世代というか学生運動という存在を羨ましく思います。

もちろん詳しくその実情を知る訳ではありませんので単にイメージとして ですが、
「皆が無条件に情熱を傾けられ、消費できる」フィールドがあったこと。
その事が羨ましくてなりません。

「生きるに意味無し どう生きるかのみ」 浮浪雲の中で一番好きな台詞ですが、
今の僕達(今年で31歳)では その「どう」すら極端に前向きに探さなければ
スタートラインにも立てないように感じます。
ちょっと横を向けばそこにあったのでしょうか。

そりゃ もちろんその頃かて、そうだったのかも知れませんが、
交流のためのツールが今ほど無い時代、人と人が向かい合い、酒を呑み、意識を同じくする。
三現主義はもっと広く浸透した意識だったように思えてなりません。
物(現物)はもっと大きな存在だったように思えてなりません。

モニター越しに誰かに、「それを見てみよう、やってみよう」 と思ってもらう事がこれほど難しいか。。
今更ながらに思い、その横で自分にとっての学生運動は自転車である。
と言い聞かす今日この頃です。


因に、当Sunrise cyclesの赤い色はポルコのサボイアから来ています。
今年以降、当フレームの塗装は 

この赤は価格に込み。 それ以外のカラーは全て別チャージ  

とさせて頂きます。 ご了承下さい。
よろしくお願い致します。

2012年5月4日金曜日

New!!


IMG_0385, originally uploaded by Sunrise cycles.

「おニュー」

何ともいい響き。
新しい物を手にするのも、新しい事を始めるのも。
そりゃ、「お」も付けたくなりますね。

この目の前にある物を 企画したくて、形にしたくて 躍起になってきたのは 一体いつからでしょうか。

4年前からのような気もするし、昨日からの事のようにも思います。
過ぎた過程を頭の中から吹き飛ばしてしまうほどに、今 見るこの景色が僕達にとっては絶対的に思えます。

未だにこの化け物のようなフィクスチャーが目の前に横たわっているという事実が信じられません。
これほどに高品質な物を作ることなんて、僕一人では今後十年かけても到底到達できない高みにあると感じます。

「一人で一つのプロダクトを0から100まで完成させたい!」 そう考え、今のSunrise cyclesを始めた僕が思った事は、一人で海に潜る草薙素子の気持ちそのものでした。

「もしかしたら希望」
それを信じるしか光など無かったように思います。

そして皮肉な事に(?)一人になってから
所属や業種の違いを超え チームで動ける事の素晴らしさを、
今回のBYOB Fac.のオープンを機に 本当に多くの人々に教えてもらいました。

このフィクスチャーはまさにそのことの象徴であり、僕たちが目指すイメージの具現化への第一歩であるのです。


「もしかしたら希望」

それは今でも変わらず、もし が 必ず はおろか 多分 にすら変化はしていません。
が、これを作る事を夢見た時は確かに過ぎ、それが形となって今 必ず そこにあります。

いつか もし が 多分 ぐらいでいいからなればな。
と思うのです。



このフレームジグは Sunrise cycles と Kaostem production との共同製作品です。

Kaostemのお二人、あなた方には感謝してもしつくせません。
本当にありがとうございます。
これからの長丁場を共に乗り切っていきたい。 そう思っています。
今後ともよろしくでございます。