2012年3月29日木曜日

BYOB Factory Tokyo オープンパーティーのご案内


BYOB, originally uploaded by Sunrise cycles.


真新しい一枚のTシャツ。
僕達と共にBYOB Facを主催する、ボギーこと、萩山貴浩氏製作のBYOB Tシャツです。

4月1日、日本初の自転車フレームビルディングのためのレンタルスペース、
” BYOB Factory Tokyo ” がオープン致します。

つきましては、同日ささやかではございますがオープン記念パーティーを催したいと存じます。

概要は下記、、、


BYOB Factory Tokyo オープン記念

日時: 2012年4月1日  14:00〜Midnight

場所:〒161-0032 東京都新宿区中落合3-29-5 1F

お問い合わせ:03-6908-3934

メール:byob.factory@gmail.com

FaceBook:http://www.facebook.com/profile.php?id=100003366895449

参加無料





現在、最後の現場作りが進行中。


「自身の手で自転車を作るための場所」
ここで遅ればせながら、簡単にココのシステムをご紹介致します。

自転車のフレームをお作りになりたい方ならどなたでもご利用頂けるレンタルスペース。
大まかなアウトラインに乗っ取り、希望の車種、サイズのフレームをお作り頂けます。

そのための設備やフレームの材料をご提供するのが僕達の役目です。
現場には国内有名メーカーに勤務した経験のある管理人が常駐し、皆様をサポート致します。現場では同時に3人の方のフレーム製作が可能となっています。(※進行状況により異なります)


ご利用金額

一日利用 9:00 ~ 17:45 (13:00~13:45の休憩時間含む) ・・・ ¥12,600-

夜間利用 18:00 ~ 22:00 ・・・ ¥6,300-


初回のお申し込み時に五日間分の利用料(¥63,000-)をお支払い頂きます。

実際の製作をスタートされる際に、フレーム部品代( ¥26,250〜 車種や仕様により異なります)をお支払い頂きます。
フレーム部品は取り寄せになる場合がございます。 ご了承下さい。

ご利用のご予約は前日までの受付とさせて頂きます。


工法

現在のところ、フレームの作り方はラグ工法、フィレットブレイズ工法の2通りからお選び頂けます。
(TIG溶接での製作はできません)

もちろん個人差はありますが、一本のフレームを製作するのには1〜2週間程度が必要となります。
六日目以降からは必要に応じて一日ごとのお支払いとなります。


設備

フレームジグ x 1、定盤設備 x 1、旋盤 x 1、横フライス x 1、ボール盤 x 1、万力x 3、その他一般工具、自転車専用工具


塗装

提携の自転車専門塗装業者様により、高品質な塗装が可能。 単色 ¥21,000〜 (送料別途)

塗装後、フレームへのパーツ組み付けもご自身の手で行えます。
必要なパーツのご注文も併せてお受けしております。



さあ、ザッと早足で製作スタートから仕上がりまでの概要をお伝えしてきました。

いかがですか? この場所では誰にでも、あなたにも Build Your Own Bikes  そのチャンスがあります。
自分で作った自転車に乗る喜びを一人でも多くの方に味わって頂きたく思います。

BYOBで使用するオリジナルジグの製作元にして、皆様より一足先に自分製のフレームに乗る
Kaostem Production のお二人のフレーム製作の模様もぜひご覧下さい。
う〜〜ん、、 楽しんでらっしゃいます。


もともとフレーム製作にご興味がお有りの方はもとより、
これを読んで興味を持って頂いた方、そうでもないけどとりあえず見てやっても良いよ という方は、
4月1日  中落合 BYOB Factory Tokyo のオープン記念に、ぜひ足をお運び下さい。

より多くの人々に、日本における新しい意識を、考えを、その形をご覧頂けたらと思います。

皆様是非お誘い合わせの上、お越し下さい。
お会いするのを僕達皆、楽しみにしています。




最後に、趣旨にご賛同頂きました多くのスポンサー様、本当にありがとうございます。
皆様のお陰で僕達はココに立つ事ができました。 心よりお礼申し上げます。
その他関係者の皆様や応援して頂いた多くの方々、本当にありがとうございます。

多くの方々と共にフレームビルディングの新しい未来を覗ける事が幸せでなりません。
これからも共に邁進していきたく思います。





BYOB Factory Tokyo

Sunrise cycles

Kaostem Production

Takahiro " Bo99y" Hagiyama

2012年3月16日金曜日

ありがとう!


ありがとう!, originally uploaded by Sunrise cycles.

久方ぶりのブログ更新になってしまいました。
このような内容である事が残念でなりません。



本当に急な用での帰京となったこの二日間。
多くの人にお世話になり、京都で自転車に携わる方々の繋がりの強さを痛感させられました。
また自分がその端っこにいられることを嬉しく思いました。

ここ最近、僕は京都に自転車を持って行っておりません。
いつもいつも空井戸サイクル 無我さんのところで車両をお借りするという、専用レンタサイクルを持ったかのような優雅な帰京スタイルをとっています。

今回も、一日かけて京都をまわるにあたり空井戸 無我さん企画のEBS製車両、ボッカを使わせて頂きました。http://karaido.exblog.jp/
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、僕はこういったオフィシャルの場でココ製の製品についてああだ、こうだと言う立場にはありません。

が!このボッカ。 無我さんの強すぎる思いがこもったこの一台は特筆すべきものだと、
製作者の眼力以上に乗る行為そのものから感じさせられ紹介させてもらいました。

自転車において数字は当然重要なもので、そこから暗号のように製作者の意図を汲み、その形の意味に想いを馳せる。
それが通常の自転車に対する接し方だと思っていました。

が この車両においてはそんな御託は一切必要ありませんでした。
乗り出した瞬間に車両は自分の手足となっていました。
極論をいえば必要なものはポジションなどではなく、乗り出すことそのものでした。
数字で見る。僕はわからないから理解しようとしていたのだな、と。

もちろん、その後ろには無我さんの経験からの確かな数字取りがあり、今この車両が必要なのだ、と云う強い使命感があるのは理解していますが、僕達はただそれを享受すればよいだけです。

正にAwesome work 皆様も人馬一体の優雅なひと時をこの車両と共にいかがでしょう。
オススメです。



なんて文面にしようと考えながら、京の街を走りました。

彼の暮らした街を。
彼が走った何万分の一にも満たない距離だけど。


[京都には無我さんとタクヤさんがいる。だから京都が好きなんだ。]

そこに変わらずいる事が誰かの支えになる。
彼に教えてもらった一番重要なことに思います。

東京は君がいるから面白かったのに。

僕が次彼に会うのが何十年後か何年後か何日後か何秒後か、
神ならぬ僕には知れませんが、また共に酒を飲む時を楽しみにしています。

イクオ師匠、お世話になりました。
本当にありがとう。

ご冥福を。