2015年1月26日月曜日

ハンドメイドバイシクル展終了です


と、いうわけで昨日、一昨日と二日間の展示を終えて参りました。
主催者の発表によりますと2433名もの方がご来場されたということで、僕の知る3年間は来場者が右肩上がり!
僕としてもとても嬉しいことです。
お越し頂いた皆様本当にありがとうございました。
(不覚にも、、写真を全く撮らない二日間になってしまいとても悔まれます。。
詳細はACE BicyclesさんのFlickrを是非どうぞ)

来場者数もさることながら今年は出展社数42社、前年比1.5倍となったそうです。

物事には大きな流れのようなものがあるんだな〜 と心底思いました。
僕はずっと動いているベルトコンベアーに途中から乗ってかろうじて落ちてないだけ。
ずっと乗ってる人々も乗ったけどやっぱ降りた人もいるようです。


「ハンドメイドバイシクル展」

”ハンドメイド” 、、、 何を持ってなのでしょうね。
いま地球で作られている自転車で全自動で作られているものはあるのでしょうか。
あったらマジで見たい。

今の車の量産車の作られ方は確かにハンドメイドとは言い難いと思います。
車が生まれて何年?詳しくは知りませんが自転車より遥かに後、でも自動化されている。

自転車が生まれて200年 とかよく言いますが、つまり200年間ずっと自動化する手間より手で作ったほうが早い と思われてき続けた結果なんだろうな〜 と今は思います。


今回の出展されていた方の中に、OX Engineering さんがいらっしゃいました。
個人的にも親交のあるかたが来られていました。
車いすで培われた技術を持って作られる超が付く高精度のアルミフレーム、話を聞けば聞くほどに究極のハンドメイドだと感じます。

MTBチーム、TUBAGRAのフレームを作られる岡安製作所さんと、TUBAGRAの首領。
自らの体を試験機と化してフレームの追求を続けるライダーとそれを実現するビルダー。
その様はフィールドの違いだけで、彼らの在り方、物の作り方、そしてなによりそのフレームを望む思いは、いわゆるトラディショナルなビルダーと選手のそれと同じであり、
そのフレームは一点の隙もなくハンドメイドである と感じるのです。


物を見てそう感じるか否か 今はそれが ハンドメイドか否か の僕の基準です。





展示会初日終了の後の一席の様子。
写真は台湾からのStubborn cycleworksのマークさんの奥様が撮影。拝借致しました。

全員が自転車製造従事者。本当に良い夜でした。

次回はStubborn cycleworksさんのお話をゆっくりと。。

皆様本当にお疲れさまでした。
来年もお会いできるのを楽しみにしています。


2015年1月22日木曜日

ハンドメイドバイシクル展に出展致します!




全開の投稿でもちょろっとお伝えしましたが、北の丸公園内 科学技術館にて開催される
日本ハンドメイドバイシクル展に出展致します。

Sunrise cyclesとして出展させてもらうのは3度目、ありがたいことです。

毎年、展示に向けて車両を作ってきましたが、今年の出展車両は

上の写真のNAHBS 出展のDixie!
昨年の夏、Handmade Bicycle Meeting in Kyotoにてのみ、国内で展示していた車両をご紹介します!


そしてこちらも毎年恒例となりました、高田馬場Workshop Monkey さんの最新車両をドロップ!!

店主今泉紀夫氏の理念により作り上げられる日本の山のためのMTB 98SH+を、テーパードコラム対応のヘッドチューブや142スルーアクスル、Φ30.9mmシートポスト(もちろんドロッパーポスト対応) と最新のスペックで製作!

もはやスタンダードの27.5"ホイール対応のリアバックは最大2.5"のタイヤを想定。
リアセンター425mmに、もちろんチェーンステイの凹みは一切無し。
同氏が30年かけて構築したMonkey Logicがこのフレームにもそこここにちりばめられています。


そして今回は実際の乗り手である今泉氏の御次男、ヒロ氏の要望を大きく取り入れ、フレーム各部もスペシャルな一本に仕上がっています。
世代を超えて進行形の進化を続けるMonkey號をぜひご覧下さい!!





昨年まで1ブース最大2台の出展だった展示会ですが、今年から最大3台に!!
その3台目にはできたてほやほやの一台、先日完成のロードフレームを展示します。




今後の我がSunrise cyclesの行く先を示す一台。
そのトータルとディールをぜひご覧下さい!


日本ハンドメイドバイシクル展 
2015年 1月 24、25日 9:30~17:00
@科学技術館1階 催事会場  !!入場無料!!


トラディショナルなツーリングファンの皆様はもちろん、未舗装専門のダートバイカー、
軽量命のカーボンローディーも、是非ハンドメイドフレームの先端を覗いてみて下さい!

皆様のお越しを心よりお待ちしております!!

よろしくお願いします(ぺこり)

2015年1月20日火曜日

今年は



2015年ですね。
今年、僕は34歳、妻は36歳、うちの子は7歳 になる予定です。
一月も後半ですが、本年もよろしくお願い致します。




アラサー最後の本年、一本目の完成はロードフレームでした。
アラサーかどうかは別にどうでもいいことなのですが、Neo-Classicをお題にした一本です。

実際にやろうと思い立ったのは、僕の中での去年のBike of the year であるSpecializedの記念モデルを見た事がその引き金でした。

こういった車両の在り方に於いて僕は今まで大きな勘違いをしてここまで来ました。
今では廃れた1"コラムのロードフレーム(とフォークとか1"以外にもその他のいろいろ)。

「1"ゆえの選択肢の無さ」とかは問題ではなく、「その車両がそこにある事」 それ自体が素晴らしいのだということを、Mark Dinucciに教えてもらった気がしました。

価値の比較の必要など無ければ1"だろうと2cmだろうと3尺だろうと、さして変わりは無く数字に特に意味は無いという事です。
それは正にBYOBで作られるフレームの在り方でもあります。
そして何より僕が作る僕の車両の在り方です。




今思うと2014年は本当に多くの事があった年でした。
不意に、あれも去年でこれも去年でそれも去年か〜 としみじみくるのです。

今年一本目のこの車両は例えるなら、去年をひとまとめにひっくるめて分別めんどくさいから全部こたつに突っ込んでそのまま酒呑みに行って忘れて三日後に掃除してるカミさんに見つかってこっぴどくしかられて平謝りするような一本です。
(妻の名誉のために言っておきますが、彼女は毎日掃除をしてくれますし、そもそもうちにはこたつはありません)

変わっていくことが出来るか? と問われたら「うん!」と答えるんでげす。





昨年作っていたロードフレーム、にNAHBSの車両。

今でもめちゃくちゃ好きなフレームです。
暗中模索を絵に描くような、そう聖司君のバイオリンのような一本。
矛盾だらけでただただ装飾的。向こう見ずで、だけどパワフルだった思うのです。



(写真を撮ってくれた町田さん、本当にありがとうございました!)

呑み屋でも一杯目が無ければ二杯目は存在するはずがないのと同じように、
去年が無ければ今年も無いんだと自らに言い聞かせ、一本の終わりを次の一本のスタートへと変えていくのです。



というわけで、
前置きが長くなりましたが、今年も1月24,25日に北の丸公園科学技術館にて開催される、
日本ハンドメイドバイシクル展にSunrise cyclesとして出展します!

写真のNeo-Classic Roadも塗装は間に合いませんでしたが展示予定!
NAHBSに出展のDIXIEを中心にSunrise cyclesの車両を一挙に展示します!!

もちろん我らがBYOB Factoryも、Bakansu cycle、タマゴ氏を中心に出展!!
Straw works秋山氏の車両と共に現場をミリ上げてくれますよ〜。

そして今年は飯泉氏のYanagi cycleがピンで酸洗、もとい!参戦!! 

皆様是非、今週末は九段下駅下車、科学技術館へお越し下さい〜!
皆様のご来場を一同心よりお待ちしております!!